葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 「健康寿命」という言葉が良く聞かれるようになりました。実際の寿命から

介護にかかる期間を引いたものです。健康寿命をいかに伸ばすか、は

いかに介護かからないようにするかと同じ方向となります。

 体の事では要介護の原因は、メタボ関連(脳卒中や糖尿病、心疾患)と

ロコモ関連(関節疾患、骨折・転倒など)で半分を占めます、その後認知症や

高齢による衰弱と続きます。

 中年の方はメタボ予防と高齢者は関節や筋肉の痛みを取ること、転倒しない

ように脛、腰、おしりなどの体を支える筋肉を衰えさせないことが大事になって

きます。

 

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 3月15日に金町地区センターにて 14時から15時30分まで

高齢者総合相談センター新宿主催の介護予防

教室でツボのお話しとツボの探し方やセルフケアに

ついての講座があります。

 東京都鍼灸師会葛飾支部に依頼があり、私もお話し致します。

お時間がありましたら是非お越し下さい。

お申し込み先などは、こちらを参照ください。

 20170315地域包括金町 広報かつしか掲載記事.pdf

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 腰痛になると、生活の様々なシーンで困りごとが起こります。その1つに

靴下をはくのが辛い、出来ないことが挙げられます。立ったままでは、もちろん

座ってもキツくなります。

 背骨を支える柱のような筋肉が背骨の左右にありますが、これが硬くなると

前かがみの際に痛みが出るので、靴下をはく姿勢がとれません。

 

 鍼治療では、筋肉の硬さを緩めるため、筋肉で一番硬くなっているところを

触診で確認し、そこに鍼を行います。

 一度痛くなると、良くなるまで3回から5回は治療を要するので、ちょっと腰が

重いとか、前後の動きで軽い痛みが感じられる位のとき、予防の意味で1回

治療をしておくとよいですよ、とキツイ腰痛を経験した方にはお話ししています。

 

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 首を反らすと痛いので、うがいや目薬をさすことがつらい場合があります。

この反らしの動きは、首の骨=頸椎の関節が関係しています。反らすことで

関節同士のすきまが狭くなりますが、このとき関節の周囲が硬くなっていると

可動域が小さくなります。

 この関節周囲は、首のやや奥側にあるため、表面を温めたくらいでは

なかなか快方しないのが実感としてあります。

 鍼治療では、やや奥のところを刺激することで、関節周囲を緩めて

行きます。当院では、治療の前後で動きの様子を確認しますが、

治療後は、首の反らし方が大きくなっている場合が多くみられます。

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 腕の痛みで来院された方の話です。朝が一番つらく、コーヒーカップの

ような軽いものでも持ち上げると、二の腕に痛みがでるとのことでした。

 二の腕を拝見すると、三角筋と上腕二頭筋という筋肉が硬くなっていて、

本来はふっくらしているのが、骨側に縮まっていました。

 三角筋や上腕二頭筋は、腕をバンザイのように引きあげたり、

横に上げたりと腕の動きに関わる筋肉です。

 鍼治療では、筋肉のなかで特に硬くなっている部位を確認して、そちらを

緩めていきます。筋肉に厚みがあり、奥まで硬くなりやすいので

鍼はお役に立ちます。

 

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 足のしびれで鍼治療を行うことがあります。主に片方の足にしびれが出ている

場合で腰やでん部の硬さのために、足に行く神経が圧迫されていると考え

られる場合です。

 腰を反らすと、足へのしびれが出るとか、強くなるとか、また仰向けに寝て

しびれの出ている側のでん部の奥にある梨状筋(=りじょうきん)をスレッチすると

痛みやつっぱり感が出る時には、圧迫が腰、でん部のところで起きている

所見です。

 鍼治療では、腰にある椎間関節という骨同士がくっついている部分や

でん部の梨状筋のところ(両方とも、体の表面ではなく奥側になる)を緩めて

いきます。表面に近いところから徐々にゆるむので、しびれの治療には

治療回数を要する傾向にあります。

 

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 膝の痛みのために鍼治療に来院される方は多いです。

膝の痛みは、夜寝ている時に痛みが出て目覚めてしまうこともあります。

寝返りで膝同士が触れ合う状況での痛みです。

 膝の鍼治療は、膝周囲のツボ、ももの筋肉、すねの筋肉、膝の後ろ側

足首など膝からは遠いところにも行います。

 ももの筋肉は膝にはクッションの役割をしており、ここが硬いと上体からの

負荷が直接に膝関節に来てしまいます。また、すねは足首と繋がっていて

足首の動きやすさを高めると、膝の負荷が減ります。また、膝の後ろの硬さは

膝の曲がりにくさにも繋がります。

 膝の痛みの治り始めは、先ず夜の痛みが減り、感じなくなっていくことです。

その後、動き始めや階段での辛さも減っていくことが多いです。

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 頭痛が長引いて薬が手放せない、という方が鍼治療にみえました。

当院で頭痛の治療のとき、ポイントとなるのは、首や肩のコリはどうかという

ことです。

首から肩にかけては、後ろから見た時富士山のような形をしている僧帽筋や

首にある板状筋というが大事なところです。

 頭痛の方では、大抵はこれらの筋肉のどこかにコリや圧痛(押したときの痛み)

が出ています。それをしっかり触診で見つけることが、その後の治療を左右すると

考えています。

 長年の頭痛に悩まされ、薬が手放せなかった方ですが、鍼治療を続けた結果

首や肩の硬さが和らぎ、頭痛が起こることは、ほんのたまにという状況になって

います。

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 ギックリ腰になってしまった直後は、杖代わりに傘をついたり、前かがみになって腰が伸びない

状態で治療に見えます。

 鍼治療は、通常はうつ伏せの姿勢で行うのですが、この姿勢もとることがキツイ場合があります。

その場合は、患者さんの痛みが強く感じられる方を上向きにして、横になっての治療となります。

ギックリ腰の場合は、個人差がありますが、およそ3回の鍼治療で楽になってくる場合が多いです。

 

 鍼治療は、痛みが早期に引いて行くのですが、まだ「仮修復」の状態です。この時に、ああ楽に

なったといって腰に負荷をかけてしまうと、ぶり返してしまうので注意が必要です。

 痛みが引いて楽になってから1週間は、大事にしたほうがよいと考えています。

 

葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 腰痛のため鍼治療に見える方は多いです。ギックリ腰のように急に痛くなった

場合や、若いころにスポーツなどで痛めた腰が治っておらず、慢性的な痛み

になっている場合などキッカケは様々です。

 当院の鍼治療は、腰の痛みがどんな場合や姿勢で強くなるかという患者さん

からの情報と、腰の筋肉の硬さや骨の並び方の所見を集め、そこでどのツボに

どのように鍼をするかを考えます。そして治療にかかります。

 たとえば、患者さんが前かがみや中腰で痛みが出る場合には、背骨の

両脇にある、縦に通っている脊柱起立筋という筋肉の硬さが考えられます。

そして、その筋肉の中でどこが硬いかを触診して鍼をします。

 このように痛みの原因と思われるところを中心に鍼をするので、少ない

鍼の本数で治療を行えるのです。