こんにちは。東京都葛飾区青戸の鍼灸師 小林潤一郎です。
転倒した際に手をついて、手首の小指側の骨を骨折してしまった方です。骨にヒビが入っても、「骨の連続性が途絶えている」ので骨折となります。今回の治療は、ギプス固定となりました。固定の範囲は、最初は肘関節も含んでいましたが、徐々に小さくなりました。そして約4週間後ギプスがとれました。
数週間の固定で筋肉は、萎縮してしまいます。そこで回復のためのリハビリが重要です。鍼灸は、萎縮してしまった筋肉にピンポイントで刺激をしてほぐします。その結果関節の動く範囲が大きくなったり、筋肉のこわばりがとれてきます。
DEBUYA
ほほ骨を骨折して右目の下のほほに麻痺と言うか痺れがあります。ここの所の寒さでしびれが酷く、こういうのは鍼灸で治療可能でしょうか?
小林潤一郎
DEBUYAさん
お問合せありがとうございます。
頬骨を骨折された後、頬にシビレ感があるとのこと、お辛いと思います。お話から骨折は頬骨体部で眼窩(がんか)下神経が影響を受けしびれが出ているのではと推察します。この神経は三叉(さんさ)神経の1つの枝です。当院の鍼灸治療では三叉神経痛で多の改善例が出ています。一般的にしびれは痛みよりもガンコで長引くことがあります。頬骨の骨折時の転位(骨のズレの程度)によりケースバイケースですが、長期戦のつもりで鍼治療に取組まれてはいかがでしょうか。