3年間の不眠

 こんにちは。東京都葛飾区青戸の鍼灸師 小林潤一郎です。

 40歳代の方、3年間不眠で薬を飲んでいるが快方しないとの訴えで鍼治療に見えました。当初は1日に21錠の投薬を受けていたとのことでした。現在は少し減ってはいるもののなるべくは薬は避けたいので当院に来院されました。

 脈から「腎」の力が落ちていました。腎のパワー不足は体力の消耗を意味しています。以前夜間に仕事をしていたので生活のリズムが不規則になっていたことも原因になって体の疲労が蓄積されていったようです。体が疲れ過ぎていても深い眠りにつくことができません。眠ることにも体力が必要だからです。

 この方への治療は、腎のパワー高める鍼と、かかとのツボ 失眠 のお灸です。同時にストレス対策として副交感神経を高める鍼も行いました。