地元葛飾の中学で軟式野球のできる子だったA少年は、地方の甲子園の常連校に野球留学をしました。そこは全国から優れた選手が集まるため、中学時代の練習とは質・量ともに高度でした。高1の夏休みにおばあさんに連れられて来た時は、頚から両腕にかけてと、両方の前脛骨筋(すね)、腓腹筋(ふくらはぎ)の筋肉が硬くなり悲鳴を上げているようでした。休みで帰京するごとに鍼灸治療を行い、自分で貼れる置き針を使用して無事に高校生活を終えることができました。
オーバーユースにより筋肉が硬くなると痛みを伴い、瞬発力が落ちてしまいます。鍼治療では硬くなった筋肉に低周波の電気をかけて硬結を取ります。同時にお灸で消化器系の力をつけ、循環・代謝を高めてやることも大切と考えています。
つまり、パフォーマンスアップの基礎は消化器系にある!のです。