肩こりと五十肩の違いは・・・

　こんにちは。東京葛飾区青戸の小林はりきゅう院　小林潤一郎です。

　肩こりと五十肩はどう違うのでしょうか？肩こりは、首の後ろから肩の上にかけての筋肉（僧帽筋＝そうぼうきん）が硬くなってしまう病態です。例えばデスクワークなどで前かがみの連続で仕事をしていると、頭の重さを支えるために常に首の後ろの筋肉が緊張します。この筋肉は富士山のような形で肩までつながっているので、肩にも影響がでます。この筋肉の硬さが痛みの原因となります。

　一方五十肩は、腕にある三角筋が硬くなり腕の動きが制限されてしまう病態です。上着に袖を通す時に痛い、エプロンのひもを背中でしばる時手が回らない、シャンプーで髪の毛を両手で洗えない、といった困り事が起こります。また夜就寝中に寝返りすると腕の痛みで目覚めてしまうことがあるのも肩こりとは異なる点です。

　鍼灸は肩こり、五十肩ともに治療の対象としています。硬くなってしまった筋肉に鍼をすることで、血流が改善されこりがほぐれ症状が軽くなってきます。