やる気が出ない時のツボ療法

 こんにちは。東京都葛飾区青戸の鍼灸師 小林潤一郎です。

 東洋医学では、こころと五臓の関係を説いています。

 首藤傳明先生の近著「超旋刺と臨床のツボ」では、やる気の出ない、覇気がない、食欲がない、眠れないのは、五臓のうちの肺の働きが弱くなって、肺に宿る「魄」が薄くなってしまったためとしています。肺経上の手首にあるツボ「太淵=たいえん」を補う鍼治療を続けることで、「魄」が適量になり積極性が出てきます。

 鍼治療には、痛みの解消だけでなく、こころの働きのなかで不足しているものを充実させる作用もあるのです。