こんにちは。東京都葛飾区青戸の鍼灸師 小林潤一郎です。
40代の女性の方です。肩こり・頭痛・腰痛・手足のしびれ・めまい感・胃弱・下痢傾向とのことで鍼灸治療に来院されました。これまで病院などで頭のMRIとか更年期によるホルモンの変化とか様々な検査を受けてきましたが、特に異常は指摘されませんでした。しかしご本人は、体の不調を抱えていらっしゃいます。このような時は、東洋医学的に体の全体を診てバランスを整える鍼灸の出番です。
この方は過去に開腹手術の経験があり、お中に血液の循環の滞り「瘀血=おけつ」がありました。当院で全身治療を行う際のベースである長野式鍼灸では、瘀血は諸悪の根源としています。 治療方針として、1.瘀血を取る 2.胃の力をアップさせる 3.腎の力をアップさせる、をたてました。
鍼灸には、不必要なものを取るだけでなく、足りないもの、弱いものを補うという作用もあり、全身の調整が可能なのです。
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