耳鳴りの鍼灸治療

 こんにちは。東京都葛飾区青戸の鍼灸師 小林潤一郎です。

 耳鳴りを訴えている方です。耳鼻科では蝸牛に水がたまっていると言われ、利尿剤を処方されていますが状態は変わらないとのことで来院となりました。

 体を拝見すると頭皮にムクミがあり、耳鳴りがする方の頚から肩にかけて硬結が出ていました。また不眠も伴っているとのことでした。

 治療は、頭のむくみを取る鍼と不眠のためのかかとのお灸(かかとの真ん中は失眠というツボですが小水を出やすくする作用もあります)、頚肩の硬さをほぐすことを中心に行いました。治療のたびに頚肩は少しずつほぐれてきていましたが、4回目の治療後に小水がとても多く出たそうです。その後から耳鳴りがほとんど気にならなくなりました。

 漢方でいう水毒(水分の偏りが体に悪さをする)を解消したことでよくなった症例です。