足首のねんざの針治療

 こんにちは。東京葛飾区青戸の針灸師 小林潤一郎です。

 80台の女性で定期的に神経痛・腰痛・肩こりで針治療に見えている方。ある日バスのなかで転びそうになり、左足首を小指を下のほうにひねってしまいました。その時は、痛みもなく自宅に帰りましたが、次の日の朝方から強い痛みが出て歩くのも大変になりました。そこで自分でシップを貼って、しばらくすると少し落着いてきました。そして2日後まだ痛みと腫れがある状態で当院に来られました。

 針の作用の1つとして誘導作用というものがあります。肩こりで筋肉が硬くなり血行が低下しているときは、患部に直接針をすることで、硬さをほぐして虚血状態のところに血液を誘導して回復させます。また、炎症や腫れがあるときは、患部から少し離れたツボに針をして血液をそちらに誘導して調整をはかります。この患者さんの足の外くるぶしに腫れがあったのでその周囲のツボに針治療をしました。その後痛みと腫れはなくなっていきました。