「自律神経」と一言でいうけれど・・

こんにちは。東京葛飾区の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

めまいやふらつきなどの症状で鍼灸治療に来院される方は、大抵の場合に病院などで一通りの検査を受けています。そして検査では「異常はありません」と診断され、「自律神経でしょう」と言われているケースが多いです。そこで患者さんも「私は自律神経に乱れがある」と理解されています・・・

こういった場合、お体を拝見すると「肝」に関係するツボを押したときの痛みがあり、ストレス過多が考えられます。自律神経と一言でいいますが、交感神経(車でいえば、アクセル)と副交感神経(ブレーキ)と2つがあります。2つはシーソーのように片方が上がると、もう一方は下がるようになっています。昼間に働いたり、勉強のときは「がんばる、交感神経」、そして夜、休むとかゆっくり食べるときは「リラックスの副交感神経」が強くなり、その切り替えが大事になってきます。がんばり過ぎ、気の使い過ぎでストレス過多が続くと交感神経が優位のままの状態となり体の不調につながります。

鍼治療はツボの取り方で「リラックスの副交感神経」を高めるため、ストレス過多からくる症状の緩和につながります。