ツボの世界では1+1=3以上!

こんにちは。東京葛飾区の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

鍼灸治療中に患者さんとの会話のなかで、「先生、ツボっていくつあるんですか?」と聞かれることがあります。「鍼灸学校で使うツボの教科書には、1年の日数と大体同じの360余りあるんですよ。これは体に14本ある線路上にある駅みたいなもので、線路とは別にもツボがあるので、もっと多いんです」「それじゃ、覚えるのは大変でしたね」「ええ、でもツボは漢字なので漢字を使用している我々はまだ勉強しやすいんです。アメリカ、ヨーロッパでも鍼灸は行われていますが、ツボは名前ではなく番号で表すので味気ないんです・・・」

鍼治療には、鍼をしたまま10分から15分間お休みして頂くことがあります。この時に、例えば足のこのツボと腕のこのツボを同時に鍼をすることで体の筋肉の緊張をほぐすのに力を発揮することがあります。鰹節と昆布の両方でだしをとると、より旨味がでるようなイメージですね。