かかとのツボ:失眠(しつみん)

こんにちは。東京都葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 かかとの真ん中には、失眠(しつみん)というツボがあります。このツボのお灸は適用が広いです。不眠、小便が出にくい、坐骨神経痛や坐骨神経のしびれなど当院ではよく使うツボのひとつです。もぐさを米粒の半分くらいに捻ってかかとの中央に据えてお線香で点火します。1から2壮ですぐに感じる人もいれば、15壮してやっと感じる人もいます。お灸は感じること=透熱すること、が大事だと考えていますので 「お灸をしますので、感じたら教えてください。」と伝えています。患者さんからは、「はい、右がきました。」などという返事があります。最初のうち10壮以上しないと感じなかったのが、少ない数でも感じるようになってきます。灸の字は、久しいに火と書きますが、コツコツと続けることで症状が改善されてきます。