こんにちは。東京都葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。
めまい、ふらつき、気持ち悪さのため鍼灸治療を受診された方がいました。耳鼻科で薬を頂いてはいるけどなかなか快方に向かわないとのことでした。
拝見すると、おへその周囲で圧痛がありました。自分でも押すと痛むので気になっていたそうです。特におへその斜め下方向を押したときの痛みや違和感は瘀血(おけつ=滞っている血液)の存在を示します。瘀血は漢方では体調不良のバックボーンと考えていますので、その解消は大切です。足首の中封(ちゅうほう)と肘の尺沢(しゃくたく)というツボに鍼をして、10分から15分するとお腹の圧痛や違和感がとれてきます。
この方の場合瘀血の存在が薄れていくにつれて、めまいの頻度が減ってきました。治療開始後約3カ月がたち、めまいはほとんど起こらなくなってきました。
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