ツボの探し方とは

こんにちは。東京都葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 当院では必要に応じて患者さんに自宅でもお灸をしてもらっています。体質を改善していく場合は週に1~2回ご来院して頂くことと、治療日以外の日はお灸をして頂くことがポイントになります。ツボの位置は教科書的には決まっていますが、お灸を続けていると微妙に動いてきます。

 例えば「冷え症」の治療としてツボ「三陰交=さんいんこう」にお灸をするとします。「足の内くるぶしから指4本分上がった、脛骨(けいこつ)の内側」が三陰交の場所です。しかしよく触ってみると、その周辺で指が皮膚にもぐってしまうような場所があります。冷えの場合ツボが元気のない状態(虚=きょ)になっているので、もぐるような感じの場所のほうが効きます。ツボのことを経穴(けいけつ)と云う所以かなと思います。またこの場所のお灸を続けていると、ここは良くなりその近くに反応が出ます。そして、やがて反応がでなくなり、冷えの症状も和らぐのです。