葛飾区青砥駅1分　小林はりきゅう院　ブログ

こんにちは。東京都葛飾区青戸の小林はりきゅう院　小林潤一郎です。

　「肩こり」と「五十肩」は別の症状です。「肩こり」は首から肩や背中の筋肉が硬くなり痛みや重さを感じますが、「五十肩」では腕を前からあげる、横からあげる、ズボンの後のポケットに手をやる、といった動作で痛みが出てあるところからは出来なくなってしまいます。

　当院の五十肩の治療では、まず三角筋などの腕の筋肉をほぐします。また慢性的になると肩や背中にも影響が出ているのでこちらもほぐす必要があります。そしてお灸で温め、腕を少しずつ動かす運動療法も併用しています。治療の効果は最初は、腕を前や横からあげる時に楽になってきます。そして一番あとになるのが、親指で自分の上の方の背骨をさわる動作です。この動作では一度に多くの場所の筋肉が使われるので、どこか一カ所でも硬さがあると影響が出てしまいます。また皮膚表面に近い筋肉からほぐれてきますので、深めの筋肉に硬さが残りがちです。この深めの筋肉への対応ができるのも鍼治療の利点ではと思っています。