お腹の手術のあとで・・・

 こんにちは。東京葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 東洋医学で 「瘀血(おけつ)」が様々な体の不調の原因となる という考え方があります。瘀血は血液の停滞という意味です。例えばお腹の手術を受けると腹膜に癒着が起きてお腹での血液の循環が悪くなり、瘀血が生じやすくなります。その結果手術後数カ月から数年たって頑固な肩こり、腰痛、膝の痛み、足の冷えなどの症状が現れてきます。タイムラグがあるので自分の症状が、昔に受けたお腹の手術にあるとは思いもよらないでしょう。女性の場合複数回手術を受けている方がいらっしゃいますが、盲腸⇒(胆のう炎)⇒子宮筋腫または卵巣のう腫 という順が多く逆はあまり見かけられません。

 当院では全身治療として、お腹の状態を確認します。そしておへその周囲に圧痛や硬さが見られたときは、お腹に瘀血ありとして足のツボを使って鍼灸治療で解消に努めます。治療を続けますと、全身状態がよくなり痛みやこりが楽になったり、足の冷えが和らいできます。