慢性的なのどの痛みと鍼灸

 こんにちは。東京葛飾区青戸の鍼灸師 小林潤一郎です。

 60台の女性。慢性的なのどの痛みが出ているとのこと。特に明け方に痛みを強く感じて目覚めてしまう。また鼻炎もあって季節に関係なく寒暖の差が大きいとくしゃみが頻発するとのことでした。

 のど(扁桃)の細胞では細菌やウィルスの侵入と戦うリンバ球がつくられています。そこで扁桃は外敵との ’戦場’となっています。

 慢性的なのどの痛みの場合、扁桃の弱体化が考えられます。これはのどだけでなく通過した細菌が他の部位の炎症を引き起こすので、からだ全体に影響を及ぼします。免疫の点からも扁桃の強化は大切です。

 その患者さんには経絡の肺経上にある扁桃を強化するツボに針治療を致しました。