パーキンソン病と針灸治療

 こんにちは。東京葛飾区青戸の鍼灸師 小林潤一郎です。

 脳の神経細胞は1本の配線がずっとつながっているのでなく、細胞同士の間に小さな隙間があります。その接続部分に神経伝達物質と呼ばれる ドーパミン、アドレナリン、セロトニンなどが放出されて情報が伝わっていきます。

 このうちドーパミンの減少はパーキンソン病に関与します。パーキンソン病の特徴として以下があります。

①安静時に手や足がふるえる。

②筋肉が硬くなり動きがスムースでなくなる。

③体の動きが遅くなる。

④表情が乏しくなる。

⑤歩き方が小刻みになり、止まることができずに何かにあたってしまう。

 当院では、手と足にある脳に働きかけるツボでふるえに対する鍼治療を行っています。またパーキンソン病の方は腰痛を伴うことが多いので、腰の治療も一緒に行います。お薬のL-ドーパと針灸を併療することで動作が楽になり、病気の進行を遅らせるという印象を持っています。