帯状疱疹後の神経痛と鍼灸

こんにちは。東京葛飾区の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

帯状疱疹(ヘルペス)後の肋間神経痛のために来院された70代の方です。2年前に帯状疱疹にかかり、その後から右の脇腹から背中にかけての痛みが続いている。痛みは10秒おきに刺すような鋭い痛みで、絶え間なくあるのでゆっくり眠ることもできない、とのことでした。

これまで皮膚科やペインクリニックに受診してきましたが、快方には向かいませんでした。そして「この痛み、どうにかなりませんか?」と総合病院の医師に相談したところ、「いろいろ治療していて効かないようだから、あとはモルヒネかな」と言われて、怖くなって治療自体をあきらめかけていたそうです。

そんな矢先、町会の名簿にあった当院の広告が目に入り「東洋医学の鍼灸か。やったことはないけど、どうだろう」と思い、来院にいたりました。

所見をとっていくと、免疫力の低下がベースとなっていました。まず、免疫力を上げるツボとして手と足に鍼をしました。患部には一切触らずに治療を行いました。毎日続けて3日後には、夜の痛みがなくなりぐっすりと眠れるようになったとのことでした。痛みはゼロではないけれど、十分の一以下になっているというお話を頂きました。