こんにちは。東京葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。
めまいのために鍼灸治療を受けられている方のお話です。鍼の前に、病院から薬を処方されていましたが、快方には至らずその種類が増えて7種類までになったとのことでした。「これといった効果が出ていないのに、このまま薬を飲み続けていいのだろうか?」という不安を感じて鍼灸を受けようという気になったそうです。
めまいを抱えている、この方の脈を診ると「肝」の脈に弱さがありました。「肝」は東洋医学では、血行の調整、自律神経、目、筋肉と結びつきます。足にあるツボ「曲泉=きょくせん」や「築賓=ちくひん」を中心に「肝」のパワーアップの治療を行いました。その後めまいは徐々に薄れていきました。薬からも離れることができました。
めまいが起きてから、以前はお酒が好きだったのが飲みたくなくなったという話もでました。めまい=肝の力の低下=アルコールの解毒の低下 のため自然と遠ざかって行ったと感じます。東洋医学が考える五臓と食べものの関係は、からだを良くするものと、足を引っ張るものとがあります。
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