岩盤浴で暖まったはずなのに・・・

こんにちは。東京都葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。

 今週来院された別々の患者さんから同じような話が出ました。それは、「最近岩盤浴に行って来ました。その後から顔がほてる感じがして、逆に足は冷めたく感じます。何か体が重いです。汗をたくさんかくほど暖まってきたはずなのですが・・・」 お体を拝見すると足は冷えていて、肝と腎の脈に弱さがみられ、気の巡りが滞っている状態でした。

 岩盤浴での高温下では、これ以上体温が上がらないようにと、大量の発汗をします。そして水分とミネラル補給にと出たあと冷水をたくさん飲みます。これを3-4回繰り返していると、寒さを感じるようになったこの季節では、もともと冷えやすい体質の方には結果として体を冷やすことになるのではと考えました。患者さんには、岩盤浴の際は1回にしてその後の飲水は常温がいいとお話しました。

 鍼灸治療後、患者さんはからだ全体が暖かくなったと感じたそうです。リラックスして「ホッ」とした表情がでていました。