こんにちは。東京都葛飾区青戸の小林はりきゅう院 小林潤一郎です。
足の内くるぶしから指3本上がったアキレス腱の際にツボ「復溜」があります。このツボは経絡の腎経上にあり、腎気が低下したときにその力を補う作用を持っています。また、痛くない鍼をすれば自律神経のうち副交感神経を高めるので体をリラックスさせることにも力を発揮します。
30代の男性から「最近、性機能が落ちています。治療法はありませんか?」というお話が出ました。自宅でお灸を「復溜」にすることを勧めたところ、「回復できました。ありがとうございます。」という喜びの声を頂きました。性機能は東洋医学では腎が関与すると考えています。
また、50代の女性から「足首から下がジンジンとほてっていて、ぐっすりと眠れない。」との訴えがありました。この場合も「復溜」にお灸をしました。2週間ほどで気にならなくなってきました。腎気でも陰の気が不足してくると足にほてりがでてきます。
東洋医学では、「異病同治」といって症状としては全く違っていてもその原因をたどると同じツボで対処できることがあります。
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