長引く咳と針治療

 こんにちは。東京葛飾区青戸の針灸師 小林潤一郎です。

 腰痛で定期的に鍼治療に通っている方から、「風邪を引いてよくなっているが、咳だけがぬけない。」 との訴えがありました。通院の途中のバスの中では、ずっと咳が出ていたとのことでした。

  からだをみると手の親指の付け根のところのツボに反応がありました。これは経絡で肺経の炎症を意味します。この炎症を抑えるツボが肘にあります。肘に針をしてしばらく休んで頂いていると、咳がだんだんと落着いてきました。そして10分後にはほとんど出なくなりました。炎症を示すツボの反応もなくなっていました。